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2019-12-12 | エッセイ

「増収増益でないといけないか?」

「なぜ増収増益でなければいけないか?」
学生の頃抱いていたその疑問は、40になった今でもさほど変わってはいない。

僕はおよそ18年前に大学を卒業し、総合不動産会社に新卒で就職して13年勤め、すこしの休養期間を挟んで独立した。独立した頃も今もそして今後も一人で不動産業をしていく気持ちに変わりはない。変わるとしたら妻を事務員として雇う予定があるくらいだ。

新卒から勤めた会社は、建築物いわゆるハードを提供する部門もあったが、不動産色が強かったのでカテゴリーは”サービス業”だったと言える。

お客様から受注いただく時なんかは「あなたよく通ってくれたからお宅に任せることにしたよ」と、通い詰めて受注するのがこの会社の十八番であった。それだけに、人との間合いの取り方が上手な”デキる”社員が多かった。

サービス業の会社と呼べば聞こえはいいが、むしろ営業会社といった方が的を射ている。

営業会社ゆえ、体質は体育会系そして方針はすべて業績に関連することばかり。部署間レース、報奨旅行など、矢継ぎ早に企画しては社員のやる気を上げるマネジメントは今思い出しても脱帽する。

プロセス目標、売上、通期の業績……といつも数字に追われてきた。

営業マンの命は1年置きだ。1年で結果を出さなければ飛ばされる。ひどいと数ヶ月でFAXが流れてくることもある、辞令の用紙が。

1年がむしゃらに働く、業績達成する。ほどなく翌年度の部署目標が決まり、次に自分の年間目標が与えられ、月ごとの目標に変わる。
また1年のレースが始まり、営業する、営業会議で詰められて宣言する……この繰り返し。

1ヶ月が終わるとすべてリセットされ、立ち止まって考える余裕すらなく、また次の1ヶ月が始まる。

ちょっと待てよ、毎日追われ、疑問に思うことがなかったけど、”増収増益”って当たり前なのか?

学生のころに抱いた疑問を思い出す。

「企業は毎年増収増益でないといけないのか?」

人間しかり、企業しかり社会の一員であるからには、社会にインパクトを生み出すのは当然のこと。しかし、規模こそ現状維持ではいけないのか?

企業の業績と同時に自分の生活レベルも上がっていればまだ納得できるかもしれない、しかし、ちっとも増収増益してないぞ、と。

ボーナス出ても、すり減った靴・自転車のサドルとの摩擦でテロテロになったスーツそしてネクタイを買い替えたら、残りはないじゃないか! オイ、笑

話を戻そう、なぜ増収増益でないといけないか?

その当時もわかっていた、なんとなく拡大しないよりする方がいいってことくらい。しかし、その後も追われる日々の中、今日まで疑問が晴れることはなかった。

僕は1979年生まれ、いわゆるロスジェネ世代だ。就職氷河期世代とも言われる。小学生の後半だったか「バブル崩壊」が起こる。

物理的ななにかが壊れていないのに「はじけた!とニュースが騒いでいる、そのことが強烈に印象的だったし、得体のしれない謎な出来事でもあった。

物心がついたときから「不景気だ、不景気だ」と聞かされ、いい意味の弾けた出来事はなかった気がする。

高校生活こそボクシングを始めて、違う意味で脳内弾ける3年間だったが、大学はというと普通の学生生活に憧れ、特筆することのない4年間を過ごした。

就職氷河期といってもぼくらのころは大分採用も回復していたし、システムエンジニアであれば、IT景気のあおりで採用先には困らなかった。

それから18年を経過した今、ようやっと気づいた。これまでなんと平和ボケした時間を過ごしてきてしまったか? ロスジェネ世代がなんだ。ただ自分を甘えさせる言い訳にすぎないではないか?

恥ずかしながら会社を辞めてから数ヶ月前まで新聞を取っていなかった、5年間も。なんとなく会社も続けらてるし、と。

しかし転機が訪れた。突然にスイッチが入り危機感に気づいた瞬間、周りのことに興味が湧き始めた。わからないことに恥ずかしがらず「わからない」「なぜそうなるの?」と聞けるようにもなった。余計なプライドがなくなった。

つい数ヶ月前まで自分は不動産のことだけ秀でていればいい、そう考えていた。

急な”変わらなければ”という危機感。変わるためには周りを知らなければならない、中国のこと、トヨタのこと、テレビというオワコン、そしてトレンド、テクノロジー、知らないことのすべて、目の前の人のこと。

アンテナを張り始めると、新聞記事から仕事の話に繋げられうようになってきた。やばい、おもしろい、今を生きている実感がある。

増収増益とは変化の言い換えなんだ。昨日までの自分を壊して新しい自分を作る。ひたすら変化し続けろ、と。

クライアント、そして家族を守るためには”変化し成長し続けなければならない”。増収増益ってそういうことなんだ。

【suumo、home’s】反響効果の徹底比較。反響数・返信率・案内率、費用対効果…結果は?

(財)日管協の調査結果によれば、賃貸物件探しのネット利用者は全体の6割らしい。

実数値と調査結果の乖離はあるにせよ、まずネット検索して、気になった物件を扱っている不動産会社に問い合わせて物件集合、という問い合わせの流れはもはやいまの主流だと言える。 (さらに…)

賃貸物件の経営指標は、入居率?稼働率平均?いや「総合計賃料収入÷満室時賃料」が稼働率

2019年稼働実績

2019年稼働率92.1%

2019年1年間の稼働率を調べました。PM会社としてこの数値(稼働率)を上げることが、クライアントに対する弊社のパフォーマンスとなる。

結果は92.1%であった。合格だとはまだまだ言えない。 (さらに…)

引き渡し前物件清掃をしながら思ったこと

管理物件に新しい方が入居される時、事前に室内状況を確認している。

長期空室になってしまった場合は、クリーニングアップから日が経過してしまうため清掃状態が気になるし、ハウスクリーニング実施時に各所の締め忘れなどにより排水漏れなど起こっていないか、などを確認する。

明日に引き渡し物件があるため確認にいく。 (さらに…)

”法人契約だから安心”は早計… 漏水事故を想定した賃貸借契約 注意点 #損害保険

不動産管理業の重要ミッションのひとつは ”高稼働維持” つまり空室のリーシング(客付け)活動。またそれと同時に、事故を事前に防ぐ”リスクマネジメント”もとても重要です。

物件を預かる会社として管理会社として業界経験は必須のものです。また、経験から起こりうる事故を想定して、契約前にいかにヘッジできるか、 (さらに…)

不動産管理1人体制こそできる運営方法 #リーシング編

現在、合計約50室の賃貸物件を所有者様から任され、募集・管理を行っている。2017年4月からご依頼いただきおよそ2年半が経過したことになる。

稼働率を上げる(空室を早く埋める)という点で、勤務時代と独立した後の体験を踏まえ、見えてくるものがあったのでまとめておこうと思う。 (さらに…)

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