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2016-02-14

銀行より信用金庫の方が審査が甘い!?


こんばんは、田実です。

最近は、住宅業界に関連あるニュースと言えばもっぱらマイナス金利政策ですね。よく耳にするので、わたしのブログネタも住宅ローンに偏ります^^;

さて、今回は”新規より借り替えの方が審査は甘い” ”銀行より信用金庫(組合)の方が審査は甘い”ということについて話したいと思います。銀行で審査落ちてしまって、なお信用金庫でねばって購入することは、あまりオススメしませんが、方法論としてまとめておきたいと思います。家の購入に余裕があるに越したことはないですが、突然いい物件が出ることもあるでしょうから。

銀行より信金の方が審査が甘い

約750の金融機関(=大手銀行・地銀・信金・信組・ネット銀行など)が住宅ローンを扱っているので、各行特徴があって当然なことです。ネット銀行系は、店舗を持たない分コストを押さえ、低金利を提供してます。大手行(MUFG、SMBC、みずほ、りそな)は、体力がありますから低金利で囲い込んで別の商品で稼ぐという手法が取れます。一方で、信金や信用組合は大手行やネット系の水準まで金利を下げることができません。

信金(以下、信組も含む)は、金利で大手行に太刀打ちできませんので、間口を広げるしか戦い方がありません。言い方を替えると、大手行では借りられなかった方まで対象にしないと生き残れません。

審査の判断は、銀行ではなくその債務を保証する”保証会社”です。借りたことがある方はお分かりかと思いますが、保証料を支払っている先のことで、大手行なら親子関係の保証会社がありますが、信金の場合は”全国保証”という保証機関を利用しています。

まわりくどくて申し訳ないですがこの”全国保証”は別に特別審査が甘いというわけではありません。信金の場合、保証会社を利用しない住宅ローン(広い意味で”プロバー”と呼びます)を扱っているところがあります。わたしが以前利用したのは、東京ベイ信金の住宅ローンです。

信金は”地域金融”と呼ばれ「支店周辺に住む人や企業・働く方へ融資を通して社会貢献する」という大義名分があります。そのため、生まれからずっとその地域に住んでいる、など地域と関わりが深いことがローンの審査にプラスに作用するわけです。

これが、銀行より信金の方が審査が甘いと言われる理由です。

該当するかもという方は、窓口まで行って相談されるといいでしょう。このような融資メニューは、ネットでは広告されていないため、出向かないとわからないです。

”新規”より”借り換え”の方が審査が甘い

既に支払って家計を成立させているからです。銀行は、基本的には過去の実績をベースとして融資可否を判断しますが、住宅ローンの新規ではそれが無理ですから、勤務先や職業などから想定するしかないわけです。

想定よりも実績を重視しますから、やはり数年間それだけの支払いを継続していた(遅延なく払っていた)ことは、審査判断はシンプルになるのも当然のことです。

そのため、借りやすい信金で返済スタートして、銀行に借り換えるというのはある意味合理的というわけです。前の記事で書いたように、保証料は戻ってきますが、事務手数料は戻ってきませんので、そのあたりは注意を払って、信金融資を考えましょう。

また、固定金利適用期間中はペナルティが課されますので、その点も注意です。


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