ローン代行手数料は払うもの?
こんにちは、田実です。
わたしは、タダ飯はないというのが基本の考えですが、何かにつけて手数料を取られるあるいは請求するのは反対派です。
不動産を購入するとき、ほとんどの方が融資もしくは住宅ローンを利用されるかと思います。一生に一度くらいしかない買い物ですから、一体何に費用がかかるのかわからない方が多いと思います。
参考:過去記事「不動産購入時の諸経費」
かかる費用は物件価格と諸経費なのですが、この諸経費が業者さんによって異なるようで、その正体が「住宅ローン代行手数料」です。
住宅ローンは、比較項目が広範囲ですので、慣れない方からするとストレスに感じる分野かと思います。また、借りられるのか、という心配があれば、なおさらプロの力を借りたくなるでしょう。
返済比率に問題がないとしても、過去のクレジットカードの延滞状況や借入状況で「審査落ち」ということもありますので、こういう場合は確かに斡旋者の力と経験の差が出る部分です。
実際にわたしも、他の会社がローン(融資)付けできずに暗礁にのり上げた案件を、ローン付けして取引を成約させたケースがいくつかあります。
手前味噌ですが、この場合は「ローン付け=購入できた」のため、ローン斡旋に関する功績は大きく、それ相応の報酬を請求してもよかったと思います。ただし、わたしはいただいたことがありませんよっ^^;
問題なのはローン付けに対する報酬です。このローン付けの手数料については法律では決められていないため自由です。実際の相場は5万円~15万円です。
モーゲージプランナーという資格があるくらいですから、これを生業として報酬を得ること自体は自然なことです。ただ、違和感を感じるのは、何の工夫もせず懇意の住宅ローン会社との手続きを代行するだけで手数料をとるのはいかがなものかと思います。
その程度のことは、仲介業務に伴う付帯手続きにしか過ぎません。とわたしは思います。
しかし、この代行手数料がかかるのか判明するのが、買い付け提出後、契約前なので、買い付けをキャンセルするわけにもいかず、もう支払うしかない状況になって後戻りできないことが実際です。。
念の為、、、最適な住宅ローンを斡旋して報酬を得ることは違法でもなんでもありません。ただし、5万円くらいが相場だとわたしは思います(ちゃんとコンサルして)。