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2016-02-12

ローン借り換え時の注意点 保証料と事務手数料


こんばんは、田実です。

今日の打ち合わせで、平成初期に建てたマンションのアパート用ローンを今まで借り替えせず、そのまま継続していたというお客様がいらっしゃいました。地主さんの場合、金融機関と関係が深いため、金利優先でドラスティックに借り替えするのは難しいと思いますが、高い金利を支払い続けるのはもったいないことです。計画的に借り換え検討しましょう。今は史上最低の金利環境ですから。

今日は住宅ローンの”借り替え”についてです。今日こんな出来事があったので、途中で借り替えできないと思っている方も多いのかな、と思いました。契約期間は長期(35年など)ですが、借り替えすることは可能です。

ちょうど今、マイナス金利政策がなされ、ローン金利は今が底です。事実、10年物国債の利回りが史上初のマイナスになっているわけですから。

ただし、借り替えの注意点は、固定金利の場合はペナルティが発生します(契約期間残存の金利相当額だと思います)。また、保証料は”戻し保証料”といって、いくらか戻ってきますが、契約時の事務手数料は戻ってきません。

これは借り入れした銀行によります。”保証料なし、事務手数料2%”※ネット系に多い の場合は保証料はそもそもないので戻ってきませんし、都市銀行(大手4行)のように”保証料約2%、事務手数料3万円”という契約条件ならば、支払い済みの保証料が一部戻ってきます。

例えば、

1 フラット35のような長期固定で借りている方が、残存期間が短い場合、都市銀行の長期固定に借り換える。
2 現在固定金利選択の方は、固定期間満了時に変動に切り替えて、その後借り替える。

というような、借り替えパターンです。今の契約内容を見直して、家計の支出を減らしましょう。

ちなみに、新規で借りるより”借り替え”の方が、銀行の審査はゆるくなります。それはすでにこれまで払ってきたという実績があるからです(※遅延があったらダメです)。当初借りるときに苦労された方でも、借り替えは以外とハードルが低いので行動してみてください。

弊社では借り替えの相談も承っています。お気軽にご連絡ください。


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