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2020-03-13

不動産ネット広告の定番と最新トレンド


賃貸物件の不動産広告は今新たな動きが出てき始めています。それは、VRを始めとした、テクノロジーの進化によってもたらされています。

20年ほど前、suumoに代表される”インターネットポータルサイト”が、賃貸物件探しの主流となり始めました。今でもポータルサイトは欠かせない広告手段であることは変わっていません。

空室を決めるという目的に必要な媒体についてまとめてみました。後半ではこれから主流になるVRについての最新のトレンドに少し触れています。

主流の3大ポータルサイト[ suumo HOME’S athome ]

suumo、HOME’S、athome。この3媒体は3大ポータルと言われ、物件掲載数が多いポータル最大手です。掲載数の多少の違いはありますが、機能的には大きな差はありません。

自社の効果測定では、athomeの反響数は他の2媒体に比べ劣っている結果でしたが、HOME’Sとsuumoについてはエリアや物件による違いで得手不得手がありそうな気がします。

弊社管理物件の反響結果ではHOME’Sよりsuumoの方が、圧倒的に多い結果ではありましたが、成約率に関してはどちらも10%超ほどでしたので、あまり差がありません。両方掲載できる予算があるのであれば、suumo、HOME’Sに掲載することは効果的と言えるでしょう。

なお、suumoに関しては、自動的に連動しているサイトがいくつかあります。suumoに掲載すると、スモッカ、DOOR(ドア)賃貸、キャッシュバック賃貸のサイトにも掲載されます。間口が広がる分、反響数自体を伸ばす効果はあるかもしれません。

[参考] 自社管理物件でポータルサイトの比較した記事があります。よければ合わせてご確認ください。『【suumo、home’s】反響効果の徹底比較。反響数・返信率・案内率、費用対効果…結果は?

大家さんが直接募集 ウチコミ!

ウチコミ

仲介業者を介さずに、物件募集ができるサイトです。業者を挟まないため、仲介手数料が無料であることが、このサイトの売りのようですが、まだまだ掲載数が少ないため、多数の物件と比較したいというユーザーのニーズに応えられる十分なものとは言えなそうです。

とは言え、募集窓口は広くて損することはありませんから、掲載しないよりした方がいいでしょう。

[補足]ウチコミの今日現在の登録物件数は、東京都内全体で36件

セルフ内見型賃貸 オヘヤゴー

オヘヤゴー

スマホひとつで、内見予約・内見・入居申し込みまでユーザー自身で完結できる、注目のサービスです。業者との日程調整や鍵手配不要。スマホで鍵の解錠ができる、今後の普及が期待されるサイトです。

しかし、やはり掲載数が少ないので、手段のひとつという程度の位置づけになるでしょう。

[補足] 今日現在の、東京都内の掲載件数は、1222件です。

賃貸住宅流通とテクノロジーについて

RICOH THETA 360.biz

各ポータルサイトに掲載可能な360°画像は、RICOH THETAで撮影されたものです。ユーザーからすると、その空室の見たい部分を、直接操作して確認できるため、お部屋の雰囲気(全体感)を把握するにはこれで十分足りると言えます。

[参考] リンク >>> THETA 360.biz

レストランやイベント会場の空間を把握するには、当サービスで十分だと言えますが、賃貸住宅の場合は、部屋の清潔感が入居を決める上ではとても重要です。それを感じることができないのが、もう少し惜しいところだと思います。

ポータルサイトの担当者に、VR画像の今後を聞いてみたことがありますが、社内ではそこまで力を入れているものではないようです。

バーチャルホームステージング

空室に実際に家具をセットしたときの様子がシュミレーションできるものです。

賃貸物件にはオーバースペック感がありますが、しかしあれば便利のものでしょう。

[参考] リンク >>> バーチャルホームステージング


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