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2015-10-19

物件周辺の ”人” 情報の調べ方


近隣は自分で調べる

田実です。

購入したい物件が決まったら、物件周辺に悪影響を及ぼしそうなものがないかを確認しましょう。
モノ系は大丈夫ですが、問題はヒト系です。

モノ系は”嫌悪施設”と業界内では呼びますが、重要事項説明書の備考欄に記載します。仲介業者は後々「知っていたら購入しなかった」と言われないように、文章にして説明します。ちなみに嫌悪施設の例とは、お墓・下水処理場・川・学校などですが、ほかにも多数あります。学校は音の問題や運動場の砂埃などです。嫌悪施設というとちょっと違和感がありまけどね^^;

一方でヒト系の実体をつかむのは、容易ではありません。一番てっとり早いのは売主さんに聞くことです。「同じマンション内におかしな人はいませんでしたか?」戸建てであれば「近隣で・・・」と。

通常は、すべての相談は仲介業者を通して確認すると思いますが、この近隣ヒト系の情報は、営業マンがもともと知っていたか、売主さんに聞いて掴むしか手立てがありません。営業マンが現地に行って近隣に聞けばいいじゃないか、と思われるかもしれませんが、契約前で慌ただしい上(契約を急かすから忙しくなってると言ったほうが正しいかもしれないですね^^;)、常にほかの契約に追われている営業マンは、そこまで時間をかけることをしないのが現状でしょう。

契約締結の時には「告知書」もしくは「物件状況確認(説明)書」という書面を作成して、売主・買主で押印します(仲介印は押しません)。この告知書に、近隣情報など”申し送りすべき内容”のすべてを記入する欄がありますので、この告知書で知ることができます。ただし、どこまで営業マンが調べたかは見えてきません。ここは仲介業者としてのレベルの差が出てしまうところかと思います。

また、このような内容はどこまで仲介業者が調べる責任があるのかの線引きがあいまいです。ですから、自分で行動して判断しましょう。

そこで、どのようにするかです。

戸建て(土地)の場合

調べるタイミングは、購入申込書提出後、すぐです。
※厳し目の交渉条件を提示して申し込みをする場合はその前の方が望ましい。ハードネゴしておきながら、やっぱり辞めましたでは、売主さんに失礼になってしまうからです。

ただ、それを告知しなかった売主さんはもっと失礼、というかあり得ない方ですが。ただし、起きてしまってからでは遅いので、そうならないための自己防衛!です。

方法は、ピンポンや家先に出ている方に直接声がけして、「今度この辺りに越してくるのですが、・・・」と具体的に話せばちゃんと答えてくれるでしょう。

マンションの場合

まずは管理人さんに聞きましょう。管理人さんがいないマンションは、管理会社にききましょう。仲介業者からもらっている販売図面に管理会社の記載があります。ただし、直接尋ねてどこまで教えてくれるかはわかりません。会社になると説明責任もでてきますし、トラブルに関することなのでどこまで開示してくれるかは管理会社によりけりでしょう。個人情報というも盾ありますし。

自分で調べる手立てがなければ、営業マンに、「特に心配である」と相談し、仲介業者経由で管理会社もしくは管理組合理事長まで確認してもらえませんか?とお願いしましょう


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