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2015-12-07

生命保険見直しの ”タイミング” と ”保障額”


こんばんは、田実です。

前にも書きましたが、保険とは万が一のためのものですが、”万が一” をどれだけ想定して準備するかどうかは個人の考え方次第だと思います。わたしの家系はガン系です。でも自分の性格は、心配は起こってから考える方なので、保険でなんとかしようとは考えていません。確率論ですし来ないかもしれないものにあまり費用をかけない方なので、、、^^; あくまで生命保険に対する自分の考えです!!お客さんに進める選択は “慎重論” 前提で提案しますから^_^

生命保険見直しのタイミングは、

1)結婚した時
2)子供が生まれた時
3)家を購入した時
4)子供が独立した時

この中で、わたしの仕事に関わりが大きい ”家を購入した時” について深掘りしますね。

まず、住宅を購入したらローンを利用します(される方が多いと思います)。購入してから稼ぎ手(通常は旦那様)が亡くなっても、遺族がローン返済に苦しまないようにしたいところですが、この部分は ”団体生命信用保険” 通称 ”団信(ダンシン)” でカバーできます。(※フラット35は団信加入義務はありませんのでご注意を)

なぜ、住宅購入が生命保険見直しのタイミングなのかは、 ”万が一” の時に必要なお金を考えれば見えてきますので、整理しましょう。

万が一(死亡)の時に必要なお金は、

1)葬式・お墓の費用
2)家族の生活費
3)住居費
4)子供の教育費・養育費 など

繰り返しますが、家を購入していて亡くなってしまった場合は団信によりローン残高がゼロ円になります(一括返済したことになります)。したがって、家を購入した場合は、遺族は住居費に関しては、その後負担がかかりません(固定資産税などは除く)から、生命保険の額を見直すタイミングということになります。一方で、賃貸暮らしの方の場合は、住居費も含めた保障を考えたほうがよいでしょう。

では、いったいいくら必要なのかの指標を示すとすれば、4)のお子さんにかかるものを基準に考えるのが妥当ではないでしょうか

養育費・教育費でかかる額は、

○基本養育費

約1,600万円(生まれてから大学を卒業するまで)※AIU『現代子育て経済考』より

○学費

・幼稚園から高校までオール公立で、約500万円
・    〃       私立で、約1,700万円
・国立大学で、約250万円
・私立大文系で、約400万円
・私立大理系で、約520万円
・私立大医歯系で、約2,300万円

合計すると、

■ 高校まで公立、国立大学卒業までで、2,350万円
■   〃    私立文系  〃  、2,500万円

という具合であり、概ねお子さんお一人あたり2,500万円がかかると思ってよいかと思います。これを基準にして、”2,500万円 お子さんの数=死亡保障額” の保険に入るのが模範解答になろうかと思います。これに加えて、生活費まで含めた保障にするのかどうかは考え方次第かということになります。

住宅を購入したら、生命保険を奥様の分を含め見直しをされるのをオススメします。

なおコチラに書いた内容についてはコチラの本から引用しています。わたしの敬愛する大先輩が経営する独立系FP会社(スポンサーがいない= ”公平中立” )の方が書かれた本です。 ”お金” に関する疑問が多方面にわたって書かれていますので、是非チェックしてください~(*^^*)

次回は『保険の見直し ”医療保険” について』です。


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