頭金何割が最適か?フルローンは?
頭金としていくらを準備すべきでしょうか?またフルローンはいけないことでしょうか?考えていきたいと思います。
頭金はいくら必要?
最低限必要な額について、わたしの考えは、
・中古物件で物件価格の「1割」
・新築物件で物件価格の「2割」
また、物件価格以外に諸経費がかかります。
・中古物件で物件価格の約8%
・新築物件で物件価格の約5%
諸経費について知りたい方は
⇒コチラ「住宅購入にかかる諸経費」をご覧ください。
したがって、準備すべき(望ましい)頭金は、
・中古物件で約1〜2割
・新築物件で約2.5割
ローンを支払い終わるまで住み続けること前提で買われると思いますが、やはり先のことは何があるかわからないです。家族環境の変化(親と同居、離婚etc)や転職・転勤による引越しによって、売却しなければならない(あるいは賃貸に出す)可能性があります。
なぜ頭金を準備しておかないいけないかと言うと、予定せず訪れてしまった売却の時に、売却価格がローンの残りを超えてしまう可能性が高いからです。住宅ローンは35年にわたって、利息と元金を返済していきますが、元金の減少速度と物件価格の減少速度が同じならまだよいですが、新しい物件の場合は物件価格の減価が急カーブとなります。
いざというときに身動きが取れなくなってしまうため、中古1〜2割、新築2.5割の準備はしておきましょう!※中古の場合は、築浅であれば2割弱から2割、築古であれば1割強から1.5割。
頭金は入れるべき?フルローンは?
わたしは準備があれば頭金として入れなくてもいいと思っています。ただし、諸経費分は払いましょう。
中古物件で例を上げると、諸経費の8%は購入時に支払いましょう。頭金の1割は、手元に残してフルローン(=物件価格と借入額が同じ)にするという例です。
理由は、住宅ローンの金利がとても安いからです。
手元の現金はなるべく残して借りられるものは借りるべきという人は、私と同じでよいと思いますが、借金はもともと好きでない、借金ダメ思考!という方は頭金に入れてしまいましょう。
念のための補足ですが、これは物件購入(もしくは繰り上げ返済)のための準備金ですから、生活費をそこから捻出しなければならないというのではNGですよ!定期預金なり、タンス預金(今時あるのか?^^;)なり、少なくとも3〜5年は引き出さなくてもいい準備金ということですので(^^)