2024-08-23
「管理不全空き家」について
こんにちは。暖かく活動的な季節になりましたね。さて、今回は「管理不全空き家」について、ご紹介します。
■管理不全空き家とは
「管理不全空き家」とは、「特定空き家」(=特にひどい状態の空き家)より建物ダメージは少ないが、このまま放置するといずれ「特定空き家」になる可能性がある空き家のことを指します。2023年度12月に法改正が施行され、新たに分類された空き家の定義です。
■固定資産税の負担はどうなる?
固定資産税と都市計画税には「住宅用地の特例」があり、建物があれば敷地面積に応じて通常の1/6もしくは1/3に軽減されますが、管理不全空き家もしくは特定空き家と行政(区)が判断し、助言・指導、勧告に従わない場合に優遇措置から除外されてしまいます。
■対策は?
空き家バンクに登録する、空き家の管理代行サービスを利用する、売却するなどが考えられます。なお、売却の場合は、「空き家の譲渡所得の3,000万円控除」を利用することが可能です。※一定の要件があります。
まとめとして、、、
空き家の半数以上の理由が相続による取得と言われています。
相続後の早めの売却には税控除を設けるなど、国として促進する制度が敷かれていますので、活用するのも一案です。
季節の写真
ハルゼミ5月鶏冠山(黒川山)にて
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