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2024-04-04

世田谷区内の土地相場上昇率は?


今回は、世田谷区内の土地価格上昇率2008年比(2008年当時と現在の坪単価上昇率比較)について、調べてみましたので、参考にしていただけたら嬉しく思います。

一般的な住宅用地を想定し、土地面積は300㎡以下、住居系の用途基地の取引に限定しています。なお、統計データは国土交通省から4半期ごとに発表される不動産の取引価格情報提供制度「土地総合情報システム」を利用しています。

※2023年12月時点の統計情報を基にします。

今から15年前から5年毎の成約坪単価平均値(=成約価格÷土地面積)を比較します。

まずは、2008年の坪単価-①
次に、2013年-②
3つめが、2018年-③
そして、2023年-④
※2023年は6月までの統計情報が基

5年ごとの上昇率は、

①から②が、−12.6%と減少(坪206万から坪180万)
②から③ は、23.3%増(坪180万から坪222万)
③から④ は、22.5%増(坪222万から坪272万)

という結果でした。2008年から2013年への減少は、リーマンショック前後の価格相場に比べて、東日本大震災後の相場が下がったことを指しているのだと思います。

①〜④の期間では②の2013年が一番底であり、現在と比較すると51.1%増加している結果となりました。

なお、2023年の成約坪単価は272万円であり、2010年以降の底である2012年(坪単価178万円)と比較すると、52.8%上昇という結果でした。

ところで、城南地区(世田谷・品川・目黒・大田区)の中古マンション相場の2012年2023年比は、8.1割上昇していますので、マンション相場ほどではないようです。(出典:国土交通省 レインズ「月例速報 Market Watch」より)

今回採用したデータは、国交省が売却した方へするアンケート結果を基にしているようで、マーケットで取引されたすべてではないことをご承知おきください。

この情報が皆様のお役になれば嬉しく思います。


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