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2020-03-05

空き店舗を探しても見つからない。何をするべきか?


空き店舗を探し始めたけれど、なかなか見つからない。よく物件を紹介してくれる懇意の業者に相談した。店舗物件は手数が勝負なので、店舗を専門に扱う業者にも依頼している。出したいエリアの不動産業者に片っ端から電話をかけて依頼した。でも物件が出てこない……。

店舗探しは、手数が勝負なのでたくさんの業者に頼んだほうが、見つかる確率は確かに上がります。住宅物件の場合は、その物件の近くの業者が扱うことが多いため、ある程度依頼する業者を絞ることが出来ますが、店舗物件はそうではありません。

例えば、世田谷区の物件であっても、千代田区の業者が扱っているという風に、物件所在地と業者の店舗所在地には関連性がないため、依頼すべき業者の見当をつけることが困難です。困難というより不可能といった方が正しいです。

したがって、手数を増やそうとたくさんの業者に依頼しようとしても、星の数ほどある業者にひとつひとつ依頼をしていても時間ばかりが経過していっこうに見つかることはないでしょう。

例えば、下北沢駅に現在流通している空き店舗情報を見てみると、5件の物件情報が見つかります。それぞれ、扱っている業者は、

①世田谷区成城にある中堅不動産会社 
②下北沢駅北口にある老舗不動産会社 
③渋谷区の店舗専門不動産会社 
④新宿区の中堅不動産会社 
⑤千代田区の中堅不動産会社 

といったように、バラバラであることがわかります。②の業者のように、5件のうち1件は、その駅にある業者なので、その希望エリアの不動産会社に依頼することは間違ってはいないでしょう。しかしそれでも5件中の1件のみです。

私は下北沢駅にはクライアント先があるので、よく足をを運びますが、この現在流通している5物件以外に3物件テナントが決まっていない店舗物件があることを知っています。

数ヶ月前に前テナントが店を閉めてから、数ヶ月経っているものもありますし、3ヶ月程そのままのものも見かけています。これらの物件は現在どのような状況なのでしょうか。

オーナーとしては、一日でも遊ばせておくことは許されないでしょう。いずれの店舗も、現地に募集の看板すらありません。しかし建物は古くないため、建て替えということも考えられません。

仮にこの3物件も下北沢駅南口エリアの空きテナントとすれば、先程の流通物件5件に加えて、この未公開物件3件の合計8物件り、その37.5%(3÷8×100)が現地を歩けば見つかる未公開物件であることが言えます。

[補足] 流通物件とは、不動産業者間で情報を紹介し合う物件のことを言います。具体的には、レインズと言われる業者間の物件共有システムに登録された物件のことで、例えば、東京の業者でも、北海道の空き情報を知ることができる、紹介することができる物件情報のことを言います。一方、非公開(未公開)物件とは、レインズには登録されていない、水面下で募集しているもの、一部のルートからしか情報提供していない物件のことを言います。

更に言うと、流通している5件の物件のうち4件は現地にいけば、募集していることがわかる案件です。ひとつの物件については、現地はまだ飲食店が営業中のため、表向きにはわからない募集物件となります。

したがって、8件の潜在募集案件のうち、7件は現地を歩けばその情報を得られることがわかります。

トヨタ・ホンダなどの一流企業では、3現主義を原則としていると聞きます。3現主義とは、現地・現物・現実の3つです。不動産においてもやはり”現地”すなわちフィールドワークはとても重要であることがわかります。

空き店舗を探しても見つからない場合は、現地を歩きましょう!

弊社では、店舗物件をお探しするお客様の代理人となり、物件を探して契約締結まで行う業務を行っております。公開された物件情報には、優良な物件が少なく非公開の物件を探してくることが、早期に見つける鍵となります。


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