賃貸店舗”未公開物件”とは?”未公開物件”の仕入れ方は?
ひとくくりに”未公開”といってもハッキリしてこないですね。”未公開物件”とはどんな物件のことを言うのか、チャット形式でご説明します!
”パイセン”は不動産業界20年のベテラン社員、”新人”は店舗開発部に入社した新入社員くんです、笑

おい新人、儲かってるか?
いや今日入社なんで稼ぐなんてムリじゃねっすか???


ぬるい。初日とか関係ねぇ、案件取ってこいや
やべぇ会社入っちまったかなぁ・・・・コワッ


おい、新人おれについてくる根性あるよな!?
(おいおい本格的にやべぇし「Yes」しか言える雰囲気ねえし・・・)


#
モチロンツイテ…キマス!!!!(言ってしまった…)


良い根性だ、特別お前には”未公開物件”について教えてやる。
ミコーカイ???


そうだ、未公開物件だ。未公開の物件を仕入れられるようになってこそ一人前といえる。

通常、空き物件や募集中物件は借り手を探すためにネットや業者間の共有サイトに掲載する。
そうですよね、今はなんでもネットが一番ですよね。


そうだ、しかし借り手が見つからないからこそネットなどに掲載するわけだ。

借り手を探すのに苦労がないくらいにいい物件だとしたらオマエならどうする?
自分でお客さんに紹介しちゃいます!


そうだ手数料が倍になるからな、このことを…
「両手取引」ですよね!


おぉ知ってるじゃないか。
漫画「正直不動産」呼んで勉強しましたので!


そうかまぁいい、そうだ。優良な空き情報を持っている業者は他
の業者には紹介させないし、ウェブ媒体にも載せない。

じゃあどうやって未公開情報を見つける?
ムム…


単純だ、その対象エリアを歩いてみて建物についている不動産屋の看板を見つけるんだ。時間を掛けずにざざーっと感覚でだ。

すると、その地域で影響力がつよい(管理物件が多い)業者がわかってくるはずだ。
ハイハイ


返事は一回でイイ
ハイ


優良店舗物件は大手が抱えているとは限らない、ぜんぜん客が入っていない老舗のザ・不動産屋さんにあることがおおい。
フムフム


……

賃貸マンションに関しては業界大手が情報量を持っている。しかし”店舗物件”に関してはまったく関係ない。大手が持っている場合もあれば、小さい会社の会社に潜んでいることもおおい。
てことは、まずはターゲットの周辺を歩きまくってそのエリアに強い業者を2,3抑えてからその不動産屋に訪問すればいいってことすね?


そうだ、その通りなのだが、この方法はとても確率が低い。でも行ってこい。
行くのかよ…

(ここまでのまとめ)
店舗空き物件は老舗の不動産会社が情報を把握していることがある。それは地域のつながりだったり、商工会などの付き合いから地元の業者に依頼される場合があるからです。まずは駅(やターゲット)周辺に強い業者に依頼することはひとつのアプローチ手段ですが、訪問したタイミングでちょうど”空き物件”がある可能性は極めて低く偶然に任せる動きにしかならない。

よし、次は待ちのスタンスでなく、攻めの動きだ。つまり物件が出るのを待つんじゃなく街を歩いて五感を使って感じ、たまに朝のニュースなんかを思い出せ。そしてまた街を見て妄想しろ。するといつか仮設が見えてくるはずだ。
ゴカンデモウソウからのカセツ???

(不動産屋ってパソコンでチョロチョロ検索して楽だなって思ってたのに。。)


”パソコンでチョロチョロ”じゃこの仕事はつとまらんのだ。
(やべ、バレてる…)


ちょっと前にコンビニチェーン2社が統合するというニュースがあっただろう。全国1,000店ほどが閉店するという情報も流れたな。ならばこの1,000店舗はどうなる?
セブンイレブンになる!


妄想のレベルが低すぎるな。。

建物オーナーはもしも閉店対象店舗だとしたら、借り手がいなくなるのだから、収入が入らなくなって困るだろう。
でもその対象店舗なんてググっても出てこないっすよね?


-=~#$%”#$%#!!! この検索世代の坊主、だから街に出て”五感で感じろ”と言ってるのだ。

コンビニの主流はどんどん大型化している、女性でも車の停めやすい広い駐車場、イートインスペースが取れる広い店内。その視点で見ていれば客の入っていない店舗が見えてくるはずだ。

店舗探しはとにかく現場周辺を歩け、現場に答えがあるんだキラーン

客足の少ないコンビニオーナーが店舗閉鎖を心配していたとする。もしもそこに借り手希望者をつかんでいるオマエとが出会ったらどうなる?
喜びますよね!!


そうだ、その”物件”というより”情報”は誰が知っている?
ボクとパイセンだけですね!


そうだ!これが「未…
未公開物件!!


そ、そうだ。
(ここまでのまとめ)
チェーン店の統廃合は一例ですが、個人店の閉店も後が耐えない状況と言えます。長く個人店として続けている(例えば時計の修理店)しかし客足が少ないところなど街を歩くといろいろな情報を感じると思います。
このような情報は実際に現地に赴き、車ではなく人間の歩くスピード・目線で情報を得ない限り掴むことができません。
逆を言えば、”未公開物件(情報)”は現場で自ら働きかけない限りつかめないものと言えます。
ところでパイセン、その困っている人にはどうやったら会えるんですか!?


自分で考えろ!
・・・・
