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2016-02-24

半地下物件はここがダメ


おはようございます、田実です。

今日は”半地下物件”についてです。低層地域(高さ10m制限地域)の3階建て物件やマンション一部に設けられたりすることが多いです。

特に低層地域の3階建物件では、無理しているケースが多いので、あまりオススメできる場合は少ないです。一方マンションの地下階(もしくは地下※ドライエリア+メゾネット)物件は、平気な場合もありますが、やはりオススメできないものが多いです。

では、半地下物件のデメリットとはどんな点でしょうか?陽当たり、閉塞感、地面から来る冷えが主な点です。

陽当たり

半地下なので陽当たりが悪いのは当然といえばそうです。半地下以外の1階もしくは2階部分にバルコニーがないと洗濯物干しに問題が生じます。

閉塞感

半地下部分の大半は、妻側(部屋の横側)に窓が付きません。それでいて、開口から見えるのはドライエリアのコンクリート壁であるため、閉じ込められた感がとても強いです。明るさは、一日を通して変わらないため、あまり人間的な生活とも言えません。

地面からくる冷え

半地下部分が寒い理由は、もちろん日光が当たりにくいことはありますが、部屋の半分が地下に埋まっていることで、壁が外気の影響ではなく、地面の冷えそのまま壁に伝わり、壁の温度が室内に影響することが原因です。

コンクリートは蓄熱性(熱を溜める性質)があるため、一度暖まればコンクリートに囲まれた室内は暖かく保たれますが、冷えている場合はその逆です。室内の温度を温めても囲われた壁(コンクリート)が冷えたままなので、とても効率が悪いです。

実は、先週に半地下物件をご案内してきましたが、外気の方が温かいために、サッシュ外側に結露ができているくらいでした(春一番が吹いた日ですので、相当に外は暖かかったですが)。玄関を開けた途端に、まるでクーラーを効かせているような冷えた空気があたってきました。。

ご案内したのは正午でしたから、日も上がってしばらく経ってからですが、それいてその冷えた状態でしたから、冬は相当キツイものだと思いました。

まとめ

半地下物件はメゾネット(2層)物件が多く、マンションだけれど戸建感覚で住めるという利点があって、一瞬目を引きますが、よく考えて検討しなくてはなりません。


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