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2020-02-20

賃貸契約上の折衝①街道看板を設置したい


店舗を構えて、実際に営業が開始すると、改善点など見えてくる場合があります。例えば、看板の掲示です。

クライアント様が借りる都内の店舗(ロードサイド型)でのことです。店舗の道路を挟んだ正面も同じオーナー様がお持ちの駐車場があり、来客用駐車場としてクライアント先が数台賃貸していました。

こちらの店舗はロードサイド型であるため、駐車場が確保されていること、かつ女性運転者でも停めやすいことを感覚的に伝えられるかが集客の面で重要です。少しでも心理的に停めづらいと思わせてしまうと、足を運ぶことのハードルになってしまいます。

下り方向の通行する自動車には店舗の認知も、駐車場があることも伝わりやすい一方、上り方向は建物配置や隣の建物が盾になり見えづらい点がネックになっていました。

上り方向の運転者にも、店舗があることの掲示と駐車場が道路両面にあることを伝えるための看板設置が今回の依頼内容でした。

オーナー様にアポイントを取り、主旨の説明に伺いました。オーナー様は快くご了解いただき、無料で設置させてもらうことになりました。

実は、今回わざわざアポイントを取って説明にいったのはほかの理由がありました。オーナー様のご所有地に構築物を建てるわけですし、本来広告掲示料を支払う必要もあるので、きちんと説明をして筋を通しておくことがまず大切です。

詳細は記せませんが、賃貸借契約は将来にわかってずっと借り続けることが確約できる契約ではありません。外的要因によって退去せざるを得ないことがあります。内的要因でなにがしかのお願いをすることもあるでしょう。

オーナー様とテナントの関係を、家賃を払う受け取る、というだけの関係性に留めず、なにかあったときには事前に相談しないと失礼になる、という関係性でいることが望ましいです。

外的要因による環境の変化はいつ起こるか読めないです。いつ起こるかわからない、しかし必ずいつか訪れる機会(出来事)のための準備。これを前もって行うことは、企業の事業活動を側面からサポートする不動産顧問の役割だと思っています。

弊社は、企業様の社外不動産部として、守り面をサポートする不動産顧問業務の委託を受けております。クライアント様が本業に専念できるよう、物件管理マネジメントを弊社が代行いたします。本業の事業利益拡大化を、パートナーとして全力でサポートさせていただきます。


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